ウェブサイトブランディング

Dokoiku Japan

Dokoiku Japanは、日本国内の隠れた名所など、主要観光地以外を自力で旅したい外国人旅行者を対象とし、主に田舎などの地方を旅する際の情報を分かりやすく紹介することに焦点をあてた、新しいタイプの旅行サイトです。

今回私は、自身が日本の地方の旅行のエキスパートであるクライアントと、ブランド構築の初期段階から制作に携わり、包括的なブランディング(ネーミング、ロゴ制作、スタイルガイド制作)と、WordPressウェブサイトに組み込む旅程表のデザインを担当しました。

1. ブランドネーミング

ブランド名は、短く、かつ覚えやすく、他の日本旅行関連事業で既に使用されている単語の使用を避けることに念頭に、ウェブサイトのコンセプトを分かりやすく表した、2つの単語の組み合わせを考えました。

事業に関連する様々な単語を組み合わせ、多くの数に及んだ候補リストの中から、’Where to go?’ を意味する「どこ行く?(Dokoiku)」と「日本(Japan)」の組み合わせが、私達にとって一番深く印象に残りました。カジュアルな語句である「どこ行く?」は親しみやすく、また「日本」と組み合わせることで、日本国内で訪れることのできる無数の場所の可能性を暗示しています。また、この語句の組み合わせは実にキャッチーであり、外国人にも覚えてもらいやすいとの理由から、「Dokoiku Japan」に決定しました。

2. ロゴデザイン

クライアントからの要望は、現代日本を代表するデザイン要素であるシンプルさを基軸としつつも、堅苦しくなく遊び心のある、外国人でも親しみやすいようなロゴを、というものでした。

ドラフト段階では、富士山、日の出、地方路線など、様々なモチーフを用いたアイデアを提示しました。ブランドコンセプトをシンプルに視覚化する上で、最も効果的なモチーフは何かを探りながら、様々な改善を行いました。

検討を重ねた結果、日本の中央アルプスを表すなだらかな山脈の上に、’Dokoiku’の文字を音符のようにリズミカルに配置し、また単語の中の2つの’A’をオニギリに見立てた、ユニークな’Japan’の文字というデザイン案に落ち着きました。これに加え、旅行情報の的確さや正統性を明示するために、ブランドの日本語名「ドコイク、日本?」をロゴ下部に小さく添えました。

また、ブラウザのファビコンやアプリ用に使用する目的で、日の丸とコンパスを象ったシンプルなアイコンも制作しました。

Penning
Vectorisation
Square logo
Vertical logo
Icon

3. スタイルガイド、旅程表デザイン

ブランドのキーカラーは、日本文化との結びつきが最も強い朱色をメインとし、それに沿った控えめな色相の補色をいくつか設定して、ウェブサイト内の様々なスタイリングで使用できるようにしました。

Colours

サイトで使用するフォントは、ブランドの持つ取っつきやすさを保ちつつも、信頼感を損なうことのないよう、可読性に特化したセリフフォントをメインフォントに設定しています。

Typography

ユーザーの観点に立って綿密に作られた旅程表は、Wordpressテーマをカスタマイズし、コードのみで実装可能なようにデザインしました。最低限の要素で、最大限の要素を伝えることを念頭に置いています。

Blog Itinerary Design (desktop)
Blog Itinerary Design (smartphone)





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